2017/全米日系人博物館の戦時強制収用の新展示記者会見に、世界の大手メディアが注目、俳優ジョージ・タケイさんにインタビュー集中

全米日系人博物館の記者会見に参加した(左から)Ann Burroughts館長代行、俳優ジョージ・タケイさん、エリック・ガルセッティー・ロサンゼルス市長、Gerun Rileyブロード財団理事長、Matthew Stifflerさん(アラブ系アメリカ人全米博物館)。Cultural News Photo)

全米日系人博物館の記者会見に参加した(左から)Ann Burroughts館長代行、俳優ジョージ・タケイさん、エリック・ガルセッティー・ロサンゼルス市長、Gerun Rileyブロード財団理事長、Matthew Stifflerさん(アラブ系アメリカ人全米博物館)。Cultural News Photo

ロサンゼルスの全米日系人博物館が、2月18日から8月13日まで開催する「Instructions of All Persons: Reflections on Executive Order 9066」の記者会見が17日、午前中、同博物館で行われ、CNN、ロイター、APなど世界にニュースを配信する大手メディアのほか、多数のメディアが参加した。

トランプ大統領がイスラム国7カ国からの入国禁止を命じた大統領令を出して1カ月もたっていないことから、75年前の日本人の強制収容を命じたルーズベルト大統領令9066号をテーマにした展示の記者会見には、トランプ大統領の政策に反対の声をあげている、エリック・ガルシア・ロサンゼルス市長と、俳優のジョージ・タケイさんが参加、メディアのインタビューはジョージ・タケイさんに集中した。

タケイさんは、75年前に日本人に対して懲罰したことを、今度はイスラム教徒にたいして行っていると、トランプ大統領を批判した。タケイさんは、長年にわたり、全米日系人博物館の理事を務めていて、自らの強制収容体験を元にしたミュージカルを昨年までニューヨークで上演し、日系人の強制収容問題を、訴えてきた。

Instructions to All Persons は、1941年に日本人が多く住む地区に張り出された、強制収容の告知の書き出しの文句で、of Japanese Ancestry と続き「日本人の血統を持つすべての人々への命令」という意味。

全米日系人博物館では、日系人の強制収容所の生活を記録する展示や、当時の社会状況を説明する展示は行われているが、1941年2月19日にルーズベルト大統領が発令した強制収容を命じた「大統領令9066号」の実物の展示や、その大統領令を受けて、西部防衛本部と第4軍が発した108回におよぶ「Civilian Exclusion Order」の実物が展示されるのは、初めて。

Instructions to All Persons 展は、エリ・アンド・エディス・ブロード財団が主要スポンサーとなっているため、同財団から、同財団設立者ブロード夫妻の娘のGerun Riley さんも、記者会見に出席した。このほか、ミシガン州ディアーボンにあるアラブ系アメリカ人全米博物館から学芸員のMatthew Stiffler さんが来て、記者会見に参加していた。