東繁春はなぜ、英字新聞を作っているのか No. 5 「十人の篤志家を求めています」

カルチュラルニュースのEメール版

カルチュラルニュースのEメール版

月刊英字新聞カルチュラルニュースは、創刊して18年になります。今ではカルチュラルニュースの代名詞にもなったEメールでのニュース配信は7年前からやっています。英文ウエッブサイトで本格的にニュース発信を始めて5年以上がたちました。

月刊英字新聞と英語ウエッブサイトの目的は、ロサンゼルスで体験できる日本文化イベントや日本美術展を知らせること、と共に、ロサンゼルスの日本人が日本文化を広める活動をしていることを紹介することです。

1960年代までのアメリカは、人種差別が法律や社会制度の中に残っていて、日本人移民がお互いに助け合う必要がありました。県人会活動が活発だったのは、そうした人種差別に対抗する目的がありました。

アメリカの人種差別問題は、完全になくなったわけではありませんが、法律や制度のうえでは、人種差別をすると社会的な罰をうける仕組みができあがっています。

21世紀のアメリカに生きる日本人が、どのようにアメリカ社会に貢献できるか、というと、それは、日本文化を広めることです。今回、カルチュラルニュースはこの日本語サイトを始めましたが、その第1目的は、日本人がアメリカ社会に発信する文化活動を紹介することです。

カルチュラルニュースの名前で、現在、月刊英字新聞の発行、英語版と日本語版のウエッブによるニュースサイト、英語版と日本語版によるEメールでのニュース発信と5つの活動を行っています。メディア事業は、広告収入で成り立っている会社が大半ですが、わたしは、あえて、購読料だけで、成り立つメディアをめざしています。

月刊英字新聞カルチュラルニュースの年間購読料は30ドルです。そして毎月、100人の新規購読者を募って、1年後に安定経営になることをめざしています。

毎月100人の新規購読者を求めていますが、同時に10人分の購読料をカルチュラルニュースに送っていただける篤志家10人を求めています。

チェックのあて先はCultural Newsです。

チェックと購読者名の送り先はCultural News, P.O. Box 48678, Los Angeles, CA 90048 です。

21世紀には新聞は無くなるという意見も多くありますが、わたしは、新聞は残ると考えています。18年間、ペーパーに印刷をする新聞を作ってきて、新聞制作は、アートと思えるようになりました。新聞はまさに情報のコラージュです。多くのひとに感銘を与える新聞を作り続けることができれば、新聞は何百年でも生き残ることはできるでしょう。

(カルチュラルニュース編集長、東 繁春  2016年9月24日 記)

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東繁春はなぜ、英字新聞を作っているのか (リンク集)

No. 1:  1981年で、すでに実態とかけ離れていた日系新聞の編集方針
http://digest.culturalnews.com/?p=5194

No. 2: アメリカ国籍男性と結婚するために渡米する日本人女性
http://digest.culturalnews.com/?p=5191

No. 3:  21世紀の日本人コミュニティーの存在意義
http://digest.culturalnews.com/?p=5185

No. 4:  記者ないなくてもメディアは作れる
http://digest.culturalnews.com/?p=5180

No. 5:  十人の篤志家を求めています
http://digest.culturalnews.com/?p=5176