2016/ハンティングトン・ライブラリー/石元泰博写真展「バイリンガルな写真とグリーン&グリーンの建築」、6月18日から10月3日まで

ハンティングトンでの石元泰博の写真展を紹介する高知新聞(2016年6月27日)

ハンティングトンでの石元泰博の写真展を紹介する高知新聞(2016年6月27日)

高知県立美術館が所蔵するアメリカの建築写真をハンティングトン・ライブラリーで展示中

石元泰博写真展「バイリンガルな写真とグリーン&グリーンの建築」

Huntington Library at Virginia Steele Scott Galleries of American Art

“Yasuhiro Ishimoto: Bilingual Photography and the Architecture of Greene & Greene”

June 18 – October 3, 2016

7月13日、ハンティングトン・ライブラリー内にあるアメリカ美術館で行われている二世写真家・石元泰博(いしもと・やすひろ)の写真展を見学しました。

石元は、1921年にサンフランシスコで生まれ、3歳のときに日本に帰り、高知県土佐市で育ちました。高知農業高校を卒業後、1939年に渡米し、14年間の米国滞在ののち、1953年に日本に戻り写真家として活躍しました。

石元は「ニュー・バウハウス」として知られているイリノイ工科大学のインスティチュート・オブ・デザインで1948年から1952年まで写真とデザインを学んでします。

石元は2012年2月に、90歳で亡くなっているのでが、石元の写真とネガは、高知県立美術館に寄贈され、同美術館内に「石元泰博フォトセンター」が開設されています。

石元は帰国後の1950年代に桂離宮を撮影し日本建築への関心を深めています。そして日本建築との共通点が多いといわれている20世紀初頭のアメリカ人建築家チャールズ・グリーンとヘンリー・グリーン兄弟が作った建築物の撮影のため1974年にカリフォルニアを訪れて1000枚以上の撮影を行っています。

石元の残したグリーン兄弟の建築写真を所蔵する高知県立美術館とグリーン兄弟の代表的建築、パサデナの「ギャンブル邸」(パサデナ市の所有物、南カリフォルニア大学が運営)が協力し、6月18日から10月3日までハンティングトン・ライブラリー内アメリカ美術館で「石元泰博・バイリンガルな写真とグリーン&グリーンの建築」(約40点)が開催されています。

グリーン兄弟の建築の細部を写したモノクロ写真の中に、桂離宮の建築の細部の写真が並べれています。そして、この展示会のカタログは英語と日本語で、グリーン兄弟の建築の歴史的意義、桂離宮からグリーン建築までを取り上げた石元の見識とセンスを紹介しています。

ハンティングトン・ライブラリーの入場券は、平日23ドル、週末25ドルです。 www.huntiongon.org

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