2014/NYですしシェフが暴れる - ゴシップ記事の真相を探る日本語新聞パブリッシャー

ニューヨークのゴシップ新聞デーリー・ニュースに「日本レストランのシェフが包丁をふりまわして、客を怖がらせた」という記事が掲載されました。この記事を見つけた「週刊NY生活」のパブリッシャー(発行人)の三浦良一さんは、記事に取り上げられた、Soto レストランのチェフ、小杉そとひろさんに、真相を聞きに行きました。

デーリー・ニュースの記事を、また、ゴシップ新聞がおもしろおかしく、書いていると、片付けてしまいがちですが、こうゆうことの真相は、はっきりさせておかないと、ウワサが、ひとり歩きします。

わたしは、三浦さんを、30年前にロサンゼルスで新聞記者をはじめたときから知っていますが、5月1日の三浦さんからのEメールを読んで、三浦さんは、えらい、と思いました。見習わなくては。(カルチュラル・ニュース編集長、東 繁春)


51日発信の週刊「NY生活」発行人の三浦良一さんからのEメール

【週刊NY生活メールマガジン第488号】

お世話になります。

BCCにて失礼いたします。

 みなさん、こんにちは。朝目覚めてベッドで携帯の目覚ましを止めたついでに見たメールで眠気が吹き飛びました。

「本日のNYデイリー・ニュース紙に、グリニッジ・ヴィレッジにあるミシュラン2つ星の日本食レストラン「ソト」のシェフが、「マグロが脂っぽい」という客のクレームに腹を立て、包丁を振るいながら怒鳴った、という記事が載っていました。日本に関するニュースとは言え、いい話ではありませんからNY生活には掲載できないかもしれませんが、ご参考まで」と書いてありました。

本紙在京通信員からの連絡でした。こういう時は、とにかく書かれた店の本人に話を直接聞かないとどうにもなりません。「デイリーニュースがこう報じた」だけで済ませられる問題ではなさそうです。警察沙汰にはなっていないものの、もしこの記事が事実なら、日本食、寿司の信用に大いに傷がつく話です。

レストランのシェフが店で比較的つかまりやすい時間帯は、昼のランチが終ったあとと夕方の開店前の間の午後3時あたりが狙い目です。その前でも後でもだめです。3時に予約を入れていた床屋の時刻を30分ずらしてもらって寿司店に直行。こういう時は電話したらだめです。会ってくれません。アポなんかとれないのです。押し掛けるのが一番です。

店の前に行くと、店内の電気は消えていましたが、手で押すとドアはスッと開きました。「すみませーん、誰かいませんかー」と日本語で2、3回大きな声でいうと、記事の中で包丁を振ったと書かれた小杉シェフ本人が奥から出てきました。身分を明かしお願いする。

「5分でいいですから話聞かせてもらえまえせんか」「あんたアポイントもなしでて5分も話せます普通?ダメダメ。いま仕込みで忙しいんだから」「でも、デイリーニュースに書かれてあったことは事実ですか?」「帰って、話すことないから」「事実と違うなら反論すべきです」

「ちょとこっちきて・・」と厨房に。「だいたい、どんなことが書かれてるの?」「見てないんですか?客に怒鳴って包丁ふりまわしたって」「冗談じゃないよ、誤解だよ。刺身の包みを厨房から持っていって、客にトロはこれしかとれないんだよって説明しようとしただけだよ」

「じゃ、包丁持って客に怒鳴って威嚇したとかはしてないんですね」「してないよそんなの、だからいいよもう書かなくって」「いや、書くか書かないかはこっちが決めることです」「そんな記事書いてどうするの、アメリカ人の読者読まないでしょ」「いや、うちは英語版もあるし、反論しないと認めたことになるんですよこの国では」

「デイリーニュースなんかに取材受けた覚えはないよ。ネタがないからって面白おかしく書かれた迷惑なんだよ」「こっちは事実を知らせるのが仕事なんだから余計なお世話ですよそんなの。取材に来た記者はほかにいますか?私しかいないでしょ。とにかく私は本人の口からやってないってことを聞くためだけにここに来たんで、もう目的は達成しましたから。顔写真撮らせてもらっていいですか?」

「だめ、どんな記事書くかも分らないのに写真なんてだめだよ」私と店主とが狭い厨房で怒鳴りあってやりあっている間中、料理人たちの手は止まったままでした。とにかく、まあなんらかの誤解があったことだけはわかりました。もう少し詳しく調べて来週号の社会面で。

本人にもう一度あって聞けたらいいのですけどね。長くなるのでここらへんでやめます。今週号で間に合わなかったので結論だけここで先に皆様に。それでは、みなさん、よい週末を。

(「週刊NY生活」発行人兼CEO三浦良一)

◇このメールは送信用アドレスから発信しています。自動返信しても三浦には届きませんので、お手数ですが、三浦宛に返信の場合は miura@nyseikatsu.com の方へお願いします。

Tantrum at Soto Japanese Restaurant gets scary as chef yells and waves knife in dining room

Diners in Greenwich Village eatery are unnerved at tirade by Sotohiro Kosugi after alleged complaint

MARIANNE GARVEY AND BRIAN NIEMIETZ

New York Daily News, Thursday, May 1, 2014, 2:00 AM

ニューヨーク・デーリー・ニュースの記事と写真はここのリンクで見ることができます-> http://nydn.us/1jjvVG3

+

Who ordered the great big tuna tantrum?

Diners at two-star Michelin eatery Soto Japanese Restaurant were treated to impromptu dinner theater Tuesday when a fed-up chef reportedly stormed into the dining room shouting, “You don’t understand!” after a patron allegedly complained there was too much fat on his tuna order.

“The chef comes out swinging an 8-inch butcher knife and screaming to a customer about his dissatisfaction with the fat on the tuna,” one terrified patron at Soto tells Confidenti@l.

The chef’s meltdown occurred around 7:30 p.m. at the unmarked, 42-capacity West Village restaurant on Sixth Ave. The man at the heart of the chaos was said by the patron to be celebrated chef Sotohiro Kosugi, who hails from a tiny town in Northern Japan that, he likes to joke, “has more fish than people.” That might explain his impatience with finicky New York diners.

“The chef goes crazy, screaming in the restaurant,” recalls our frightened foodie. “The people go silent and the chef is banging dishes, walking back and forth through the restaurant swinging his knife. He didn’t calm down for a good 10 to 15 minutes!”

Well-heeled diners who weren’t wary of Soto’s experimental dishes, like Ecuadorean tuna and pearly white Toyama shrimp from Japan, were certainly unnerved by the armed ranting and raving.

“Everyone was stunned,” the patron tells us. “The knife was 8 inches long! He stood over two men holding up tuna in a plastic bag, yelling, ‘This is the tuna that I ordered! Then he sliced the plastic, saying, ‘This is how I buy it.’ Then he sat down on his knee and said, ‘This is how we do it here.’ ”

Our dumbstruck diner says the startled waitress charged them for drinks but not dinner. Sushi rolls at the popular eatery, which has received rave reviews since opening in 2008, can cost upward of $25.

“We were afraid for our safety and the safety of the other diners,” says our source, who made a brave escape when the chef wasn’t watching.

“He went back to the kitchen and back to the sushi bar, screaming, kicking and creating fear in the restaurant,” we’re told. “We left in fear of our safety!”

A server at the restaurant who asked not to be identified confirmed by phone that there had been a heated debate between Kosugi and a customer, but she wasn’t aware of a knife being swung about.

“I didn’t see that,” said the waitress, who said she was serving a different table at the time. Police sources say no one has made a complaint.

Got some hot gossip for us?

Tipline: 212-210-1616

Twitter: @nycConfidential

E-mail: confidential@nydailynews.com