アカデミー映画博物館のオープン(2019年後半の予定)企画はアニメ監督の宮崎駿をテーマにした展示になることが発表される

アカデミー映画博物館の図面

アカデミー映画博物館の図面

アカデミー映画博物館図面の拡大図

ロサンゼルス・ミラクル・マイル地区で建設が進んでいるアカデミー映画博物館のオープン企画はアニメ監督の宮崎駿をテーマにした展示になることが公表された。オープン予定は2019年後半。アカデミー映画博物館が12月4日にミラクル・マイル地区で開いた記者会見で発表された。

アカデミー映画博物館は、ロサンゼルス・カウンティー美術館キャンパスに隣接する旧メイ・カンパニー百貨店ビルを改築した展示本館と、劇場・展望デッキを収容した新設の球形ビルで構成される。2015年10月から建設工事が始まり、工事は最終段階に来ているが、具体的なオープン日程は、まだ公表されず、記者会見では2019年後半とだけ発表された。

展示本館ビルの2階と3階に長期展示スペースが設けられ、4階に短期展示スペースが設けられる。「ハヤオ・ミヤザキ展」(仮称)は4階の短期展示スペース11400平方フィートを使って行われ、スタジオ・ジブリから約200点のスケッチ画やセル画などを借りて、展示する。展示期間は8カ月。宮崎駿にかんする展示は、米国ではこれまで、大規模なものが行われておらず、今回のアカデミー映画博物館での企画が、アメリカでは初めて詳細に宮崎駿を紹介する展示になる。

同時にオープンする2階、3階の長期展示のテーマは「夢が生れる場所:映画の中の旅」(仮称)と発表された。また、高さ10メートルのプロジェクト・スペース「ハード・ギャラリー」では、アカデミー映画博物館のキューレーターによる映像と展示を融合した企画を、東京のteamLabが担当する。