2018/コミニティーLA: ロサンゼルスの県人会が集まって歌謡ショーと日本文化を担う若者への奨学金の授与式をアラタニ劇場で行う、10月21日

日本文化を学ぶための奨学金を受けた2018年の受賞者(後列)と授賞式で祝辞を述べた来賓(前節)(‘Cultural News Photo)

日本文化を学ぶための奨学金を受けた2018年の受賞者(後列)と授賞式で祝辞を述べた来賓と南加県人会協議会の役員(前節)(‘Cultural News Photo)

南加県人会協議会(南カリフォルニアの県人会の連合会に相当)が主催する第39回育英奨学金募集のための親睦演芸会が、10月21日、日曜日、午後1時から、リトル東京のアラタニ劇場で行われました。

南加県人会協議会は今年で、創立54年、親睦演芸会は今年で、第39回を迎え、演芸会の収益は、日本文化を勉強している若者への奨学金(ひとり1000ドル)の充てら、7人の若者に奨学金を贈ると表彰式が行われました。今回までに約300人に奨学金を贈りました。

親睦演芸会では、前半が各県人会代表する出演者による18番と、後半は、昨年に引き続き日本から歌手の出光仁美を迎えての歌謡ショーが行われました。

2018年度・南加県人会協議会の奨学金を贈られて7人のプロフィール

太鼓=野田泉ローレン、Lauren Izumi Noda、19歳、Azusa Pacific University、1年生、群馬県人会の推薦、2009年から2017年まで、リトル東京にある東本願寺ロサンゼルス別院の子供太鼓グルーく「キツネ太鼓」に参加していた。

日本舞踊=平井明美、Paise Akemi Hirai、20歳、El Camino College、2年生、鳥取クラブ推薦、2015年から藤間セイユミ師匠の下で日本舞踊を学んでいる。

津軽三味線=アトキンス直樹、Naoki Atkins、21歳、Irvine Valley College, 4年生、熊本県人会推薦、子供の時から津軽三味線の稽古を始め、2016年8月からは、佐々木光露師匠の下で、津軽三味線を学んでいる。

琉球古典音楽(歌・三線)=山岡カイル・キヨ二、Kyle Koyoni Yamaoka, 18歳、Moreno Valley College, 1年生、沖縄県人会推薦、2011年から安冨祖流ロサンゼルス朝一会で、琉球古典と民謡の歌と三線を練習している。13歳の時、沖縄県で開かれた第48回琉球古典芸能コンクールで三線安冨祖流「新人賞」を得ている。

日本語=尾崎理子、Riko Ozaki, 19歳、California State Polytechnic University Pomona, 1年生、三重県人会推薦、2012年から2018年まで、あさひ学園小学部、協同システム中高部で日本語を勉強した。日本語検定1級の資格を持ち、日本語学校のスピーチコンテストでは1位になったこともある。

日本語=小藪リカ、Rika Koyabu、18歳、Mount St. Mary’s College, 1年生、和歌山県人会推薦、土曜日の午前中に日本語を勉強するあさひ学園で小学部1年生から中学部、高等部まで在籍し国語を中心に学んだ。

日本語=石田裕子ロレイン、Lorraine Yuko Ishida, 19歳、University California Davis, 1年生、 沖縄県人会推薦、3歳からこどもの家で日本語を習い始め、日本語課程終了後も、長らく教師アシスタントとして日本語クラスの運営を支えた。

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南加県人会協議会
会長=芥川義則
演芸委員長=柴田法子
コーディネーター=西タック